少しずつ子どもが大きくなってくると、病院から夜勤をするよう言われたり夜勤をしたいと思うママナースもいる頃ではないでしょうか。
子どもが小さいうちは夜にママがいないなんて可哀想
自分がいないと家のことが回らないのでは?
といったように、子どもや家のことが心配で夜に家を空けるなんて考えられないママナースもいますよね。
こどもが小さいうちは夜勤はできないのではと周りからも考えられがちですが、方法によってはママも夜勤をすることができるんです。

でも子育てしながらの夜勤は家族にも影響するんじゃない?

確かに子育て中の夜勤にはメリットデメリットがあります。その上でどうしたら夜勤で働けるのか、色々な方法がありますよ。
子育て中の夜勤のメリット・デメリット
夜勤のメリット
日中の時間を有効活用できる
夜勤前と夜勤明けは日中の時間がフリーになるので買い物を済ませたり家事を済ませたりすることができます。
人によっては休日の夜勤入りの日には家族と出かけてから夜勤に行くという強者も!
日勤だと帰ってきてからご飯を作って子どもをお風呂に入れて…と時間に追われながら家事をこなさなければいけませんが、子どもが保育園や学校に行っている日中なら余裕を持ってスケジュールが組むことができます。
経済的な余裕ができる
夜勤をすると夜勤手当が加算されるため、日勤よりもお給料がアップします。
2交代の夜勤1回につき10,000~11.000円ほどが夜勤手当の相場となっています。
時給に深夜加算がされる施設の場合はさらに給与アップが見込めますよ。
朝の忙しい時間にバタバタしなくて済む
日勤の場合は出勤時間までに子どもの準備や送迎、自分の準備をしなければならないので忙しくなりがち。
準備が忙しすぎて、結局保育園に送る頃には出勤前なのに髪もメイクもボロボロ…なんてことありませんか?
平日の夜勤入りの場合は出勤が夕方からなので自分の準備を後回しにすることができ、子どもの準備に時間を使えます。
子どもが保育園や学校に行ってからゆっくり自分の準備ができるので気持ちの余裕ができますよ。
シフトによっては連休を作りやすい
2交代の場合、夜勤の次の日は休みという施設が多く夜勤明けと休みを組み合わせると連休を取ることの可能です。
夜勤明けでも動けるよ!というパワフルな方は、夜勤後に家族とお出かけや旅行の予定が組めるので夜勤の方がありがたいという意見も。
連続勤務の負担が減る
日勤のみだと5連勤や6連勤といったシフトを組まれることがあり、しんどいと考える人も多いのではないでしょうか。
夜勤は1回につき約16時間の拘束時間が発生しますが、1回の勤務で2日分カウントされるため日勤のみよりも連勤が少なくなります。
また夜勤の翌日は原則休日なので夜勤を多く入れるほど連勤が少なくなります。

毎日日勤をこなした後の疲れた体で子どものお世話や家事をしなくちゃならない…といった苦労が軽減されるのも夜勤のメリットです。
部署によっては日勤よりも負担が少ない
日勤は検査やオペ、患者さんのケアなど業務内容が多く忙しくなりがちですが、夜勤はそういった業務が減ります。
基本は夜間対応やラウンドが主なので日勤よりは楽という意見も。
また、施設や部署によっては余裕のある夜勤ができる所もあります。
・産婦人科…分娩や入院がなければ比較的余裕ができやすい。夜は主に授乳指導やベビーの管理など。
・精神科…一般病棟よりもADLが自立している患者さんが比較的多いので、おむつ交換や体位交換などの負担が少ない。
・介護士さんのいる介護施設や慢性期病棟…介護士さんのいる施設ではおむつ交換などを行なってくれるため、看護師の負担が少なく看護業務をメインにできる。
もちろん上記の部署や施設でも夜勤の負担が大きい所もありますが、急性期病棟などと比較すると夜勤の負担は軽減される傾向にあります。
夜勤を検討する際には夜勤のスタッフ体制や業務内容を事前にチェックしておくのがポイントです。
夜勤のデメリット
身体的な負担が大きい
朝起きて夜寝るといった正常なリズムに逆らった勤務なのでサーカディアンリズムが乱れてしまい、体調不良や不眠の原因になります。
夜勤のデメリットの理由としてトップにも上がるのが身体的な負担ではないでしょうか。
夜勤をしている場合は、
- がん
- 腰痛
- 消化器症状の不調
- ホルモンバランスの乱れ
- 不眠症
- うつ病
などのリスクが上がるといわれています。
ママが倒れてしまっては元も子もありません。
無理のない範囲での夜勤回数でシフトを組んでもらいましょう。
一緒に過ごす時間が減ってしまう
夜勤は子どもが保育園や学校から帰ってくる時間に出勤し子どもが登園・登校してから帰宅となるので、どうしても一緒に過ごせる時間が減ってしまいます。
また子どもが熱を出したりした場合、夜勤の急な交代は難しいため体調不良の子を残して出勤しなければならないというもどかしさも。
なるべく一緒に過ごすために土日にかかるように夜勤を組んでもらったり、勤務時間の短い3交代勤務の施設で勤務するという方法をとっているママナースもいます。

土日祝日の前日に夜勤をするという方法なら夜勤明けは家族と一緒に過ごせますよ。
家族の協力が必須
夜勤で働くためには家族の理解と協力が不可欠です。
旦那さんやおじいちゃんおばあちゃんに子どもの面倒をみてもらったり家のことをしてもらったりする必要があり、協力が得られない場合は夜勤が難しくなりがちです。
夜勤を休日にかかるように調整したり家族で夜勤中の段取りを事前に決めておくことで協力を得やすくなりますよ。
夜勤をこなすための大事なポイント
家族とよく話し合う
自分が夜勤の日は家族が何をすべきなのか、トラブルがあった時の対応などを事前に話し合って決めておくと安心です。
夜勤は自分だけでなく家族も生活スタイルが変わってしまいます。
自分も家族も夜勤に慣れてくればきっとある程度、生活のルーティンが見えてきますよ。
家族が帰ってきてからの支度をしておく
夜勤しているママナースの多くは夜勤前に夕食の準備や洗濯、翌日の子どもの準備をしています。
ママがいなくてもパパや子ども達だけで過ごせるようにあらかじめ支度をしておけば、ママにとっても夜勤中の不安がなく安心できますよ。
もちろんママも夜勤前なので体力の温存は大切。
全て支度をこなすのでなく、あらかじめ家族に帰宅後にしてほしいことを伝えておいたりメモを残したりして、家族が自分たちで支度できるようサポートしておくのも良いですね。
無理な勤務はしない
夜勤を頑張るあまり体調を崩してしまったり家族を犠牲にしてしまっては何のために夜勤をしているのかわかりません。
月に何回までなら夜勤ができるのか、自分の体調や家族の負担を考えて周りと相談することが大切です。
夜勤が2交代なのか3交代なのか、準夜勤のみか深夜勤もするのかによっても負担は大きく変わります。
職場によっては月に1〜2度の夜勤でもOKという場合もあるので自分のできる範囲で夜勤を入れるようにしましょう。
家族との時間を大事にする
子どもにとってママが夜にいないというのはやっぱり寂しいもの。
夜勤明けや休日はできるだけ家族との時間を大事にしてコミュニケーションやスキンシップをとるようにすると子どもの情緒の安定が図れます。

こはる家では夜勤明けの翌日は子どもも保育園はお休みにして親子の時間を作ったりしています。
夜勤明けはママも疲れていますが、できる範囲で子どもたちと一緒に過ごしてあげられるといいですね。
ママナースでも夜勤はできる!
夜勤のメリット・デメリットをご紹介しましたが、結論としてはママナースでも夜勤は可能です!
子育て前よりは色々な制限は生じてしまいますが、夜勤をする曜日や日数を調整したり家族の協力を得ることで夜勤をしているママナースは多くいます。
夜勤の方が楽、夜勤で少しでも稼ぎたいという人は月に1回からでも夜勤にチャレンジしてみてもいいかもしれませんよ。
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