子育てをする中で働き方に悩むママナースは多いと思います。
転職して新しい環境、新しい働き方を検討したいという人もいるのではないでしょうか。
ですが転職して良かった!となる事もあれば、転職前の方が良かったかも…と後悔する場合も。
私も転職を続けていく中で、もっとこういう条件で働けば良かった〜と後悔した経験が何度もあります。
転職して失敗しないためにはどうしたらいいのか?この記事では転職のポイントと転職先の探し方のコツをお教えします!
ママナースの転職は難しい?
看護師の求人は数多く採用されやすい職業ではありますが、やはり子育てをしているとなると様々な壁がありどうしても子どもがいない人より採用されにくくなってしまう場合があります。
常に人手不足であり不規則勤務が当たり前の看護の世界では即戦力が求められます。
・子どもが小さいと休みがちになってしまう
・独身者や子どもがいないスタッフと比べて融通が利きにくい
・休日出勤や夜勤ができない
もちろん全員がそうであるわけではないのですが、やはり休みがちになったり勤務に制限がかかると思われがちでしょう。
転職時の面接でも、子どもの体調不良時の対応や柔軟な勤務対応の可否についてはほぼ必ずと言っていいほど質問されます。

出産後から現在までに10件近く面接を受けましたが、ほぼ全ての施設でこの質問をされました。
転職を成功させるために、自分がどんな勤務であれば無理なくできるのかやどこまで転職先と意見を擦り合わせられるかが鍵になってくると言えるでしょう。
まずは働き方を考えよう
転職するにあたり大事なポイントとなってくるのが自分がどのような働き方をするのか?という点です。
- 常勤かパートか?
- フルタイムか時短か?
- 夜勤はするのか?
- 土日祝日の勤務は?
働き方によってそれぞれメリットデメリットがあるので、自分がどうやって働きたいか?その働き方で家庭との両立は可能なのかを明確にしておきましょう。
常勤(正社員)のメリット
常勤は基本給が決まっているため、安定した収入を得ることができます。
常勤はボーナス支給がありますし、施設によっては常勤のみにつく手当もあるのでパートと比べて大幅に収入が変わってくる場合も。
また、社会保険への加入や退職金共済への加入など常勤の方が福利厚生が手厚い傾向にあります。
自分が大黒柱として家族を支えていくというパワフルな人や、家族と家事育児の分担がしっかりしている人は常勤を選択するといいかもしれません。
常勤(正社員)のデメリット
常勤はパートと違って年間休日が決まっているため、月ごとの休みが限られてきます。
家の用事や保育園などの行事がある月は休みをうまく調節する必要がありますが、休み希望に制限がある施設の場合は希望の日に休みが取れなくなることも。
また急な子供の体調不良で休む場合は欠勤となりもちろん給与は少なくなりますし、ボーナスの査定に響く可能性があります。※施設によっては有給扱いにしてもらえる場合もあり。
休みの調節が難しい人はパートや時短勤務を考慮すると良いでしょう。
パートのメリット
パートは自分の働ける範囲で勤務できるため、時間や曜日に制限がある人に向いています。
常勤とは違い年間休日もないので休みが多めであり、家庭との両立がしやすく家族への負担も少なくなります。
パートでは研修や委員会が免除となる場合も多く時間外勤務もありません。
パートのデメリット
常勤と違い給与は時給制なので、休みが多くなるほど収入は少なくなってしまいます。
ボーナスがない、あるいは寸志程度の施設がほとんどのため、収入面では安定しないのがデメリットとなることも。
また働き方によっては社会保険に入れないため、保険料の本人負担が大きいことや傷病手当がないなど、福利厚生は期待できないと思っておいた方がいいでしょう。
施設によってはパートでも常勤と同じ業務量を求められることもあるため、常勤とさほど変わらないといった場合もあります。
転職を成功させる秘訣
自分の働き方に合っている職場を選択する
転職先を探す場合は、自分の希望する働き方に近い職場を選びましょう。
無理をして常勤になったり夜勤ができないのに夜勤ありの施設を選んだりと、自分の条件に合わない職場を選んでしまうと結局は後々退職するといったことになりかねません。
例え自分の興味のある分野であっても、自分の希望条件から大きく外れてしまう施設は選択肢から外しておく方が無難です。
条件をしっかり擦り合わせておく
転職先との雇用条件を擦り合わせておくことは入職後の自分を守るために欠かせない要件です。
求人情報に書いてあったことと、実際の雇用条件が違うといった事も少なくありません。
- 自分がどこまで雇用条件に譲歩できるのか
- 自分の勤務可能な時間や日数
- 夜勤は可能か
- 自分が絶対に譲れない条件
- 入職してから条件が変更となる可能性はないか
- 急な休みの時の対応 など
後から条件が違うとトラブルにならないためにも、面接時にしっかり条件を確認しお互いに条件のすり合わせができることが大切です。
休みが取りやすい所を選ぶ
急な休みや早退でもある程度対応してもらえるかどうかは事前に確認しておきましょう。
子育て中は何かと急な休みがつきものです。
スタッフの人数や有給制度によっても休みやすさは施設によってかなり差が出てきます。
また、希望の休みの取りやすさも重要となってくるのでその点もしっかり確認しておきましょう。
子育て世代の定着率がいい施設かどうか
子育て世代の定着率もリサーチしておきましょう。
子育て世代のスタッフが多い施設は子育てに理解を得やすく、スタッフ同士の協力で回っている職場も多く存在します。
子育てに理解の少ない職場では子どもの急な体調不良でも休みづらいといったケースがあり、ママナースが働きにくい環境になりがちです。
私が以前働いていた職場では子育て中のスタッフが1人もおらず、急な休みの度に「いつから来れるの?」「そんなに休まないといけないの?」と言われた苦い思い出が。

何度も休んでしまうことで肩身が狭くなり、結局3ヶ月足らずで退職することになりました。
子育て世代が働きやすい環境であれば定着率も良いはずなので、面接時に子育て世代のスタッフがいるのか聞いてみると良いかもしれませんね。
家族としっかり話し合う
その施設で勤務して家族の負担が増えないか、夜勤の場合はどのように子供を見るかなど事前にしっかりシミュレーションをしておきましょう。
夜勤や休日勤務の場合は家族の協力が必須となる場合が多く、どこまで協力を得られるかが重要となってきます。
ただでさえ看護師は体力的にも精神的にも大変な仕事。
ママがオーバーワークになってしまわないためにも話し合いは大切です。
\転職ならナースジョブ/
まとめ
せっかく転職するならそこで長く続けたいですよね。
ママナースとして長く続けるためには職場の理解と家族の支援が不可欠です。
早く転職先を決めたくて雇用条件の確認が不足してしまったり、条件に合わないところで決めてしまうと後から自分も家族も負担を強いられることとなりかねません。
転職で成功するためにしっかりと自分のライフプランとワークバランスを考えて転職に望みましょう!
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