看護師という不規則な仕事をしている以上、家族と休みを合わせたり子どもと過ごす時間を大切にするのは無理と思っていませんか?
確かに看護師という仕事は夜勤や残業、日祝勤務がつきものです。

ですが働き方や場所を変えるだけで家族と過ごす時間がグッと増える可能性があるんです!
家族と過ごす時間を少しでも多くしたい!という看護師ママに働きやすい職場をご紹介します。
出産後も働く看護師は多い

あなたの職場では妊娠出産後に職場復帰をしている人はいますか?
看護師は産後の職場復帰率が高く、8割近くの人が復帰しているというデータがあります。
やはり資格職なので育休後も働きたいという看護師ママは多いようですね。
子育て中の看護師ママの仕事に関する悩みは?
勤務時間が長い、残業が多い
看護師はシフト勤務がほとんどなので特殊な勤務形態がとられている施設も多く、長日勤では10〜12時間ほどの拘束時間があります。
普通の日勤ですら8時間の拘束時間で、なおかつ残業もしばしば…
就業後に子どものお迎えや夕飯の準備と、子どもと触れ合う時間はほとんどなくママとしては罪悪感やストレスを感じてしまいますね。
不規則勤務のため家族と過ごす時間が少ない
入院設備のある病院や施設に勤務していると夜勤や土日勤務は避けられません。
夜子どもと一緒に過ごしてあげられなかったり、GWなどの長期休暇でも家族揃ってのお出かけが難しかったりと家族との時間を取れないことも多いのではないでしょうか。
体力仕事のため家庭との両立が辛い
患者さんの移乗やケア、急変対応など体力勝負の看護業務をこなした後は心も体もヘロヘロです。
疲れ切っていても家事育児は休めないのでママのストレスも溜まりがちに。帰ってからご飯の準備に洗濯、寝かしつけとなかなか自分の時間もありません。
子どもの急な体調不良でも休みが取りづらい
保育園に通っていると毎日のように色々な病気をもらってきてしまいます。仕方ないこととはいえ、常に激務の看護師にとって急な休みや早退は難しいもの。
休みをもらうにも周りに気をつかってしまい、毎回罪悪感でいっぱいのママも少なくないのでは?
子どもを優先できる働き方って?
時短勤務
育児などでフルタイムでの勤務が困難な場合に所定の労働時間を「原則6時間」とする制度が時短勤務です。
下記時短勤務の条件を満たしていれば正社員でもパートでもこの制度を利用することができます。
- 3歳未満の子どもを養育していること
- 日々雇用でないこと
- 1日の労働時間が6時間以下でないこと
- 適応期間内に育児休業を取得していないこと
- 労使協定の適用除外に該当していないこと※下記参照
参考:厚生労働省「育児・介護休業時のあらまし」
- 1週間の所定労働日数が2日以下
- 入社から1年未満
- 短時間勤務制度の適用が困難な業務に従事する労働者
ただし病院やクリニックによって時短勤務の内容や規定が多少違ってくるので、病院側にしっかり確認しておきましょう。

基本的には夜勤も免除されるので日勤のみで働くことができますよ◎
外来勤務にしてもらう
病棟と違い外来は夜勤がないので日勤のみの勤務となります。
診療時間が決まっている分、基本的には定時で帰ることができるので家庭との両立も可能ですよ。
クリニックで働く
クリニックも大半が外来のみなので夜勤がなく日勤だけで働くことができます。
日祝が休みなので家族とも休みを合わせやすく、家庭を大事にしたいママにはピッタリですね。子育て世代が多い職場では休みなどの理解もあり、お互いに協力し合う職場もあります。
GWや年末年始などには長期休暇を取れることもあるので休みを重視するママナースにはメリットが大きいと言えるでしょう。
デイサービスでの勤務
デイサービスは介護度が低い方の利用が多く、看護師はバイタルチェックや服薬管理、ケガの処置など利用者さんの健康管理が主な業務となります。
病院や入所型の介護施設と違い重症度や介護度はそれほど高くないので身体的負担は少なめです。
レクリエーションやケアを通して利用者さんとのコミュニケーションをはかる機会も多く、ゆったりとした環境で働きたい看護師ママに最適の職場ですね。
基本的に土日祝日は休み、残業もほとんどないので小さい子どもがいても比較的働きやすい職場になっています。
保育園看護師
保育園看護師は主に体調を崩した子の対応や園内の衛生管理、保育の補助です。
病棟などとは違い普段は健康な子ども達と関わることが多いのでほとんど医療行為を必要とせず、子育てでブランクのある看護師ママでも安心して働くことができます。
また自分の子育ての経験を活かすこともできるのも大きなメリットではないでしょうか。
病院やクリニックでの業務から大きく離れた業務が多くなるので人によっては働きにくさや物足りなさを感じることがあるかもしれません。
夜勤専従
逆に日勤は苦手という人や日中に子どもと過ごす時間を多くしたいという人には夜勤専従という方法もあります。
夜勤専従であれば勤務時間は固定なので不規則勤務は避けられますし、2交代の場合波基本的には夜勤の翌日は休みとなるので家にいられる時間は長くなります。
夜勤は2交代の場合は平均9回/月、3交代の場合は平均8回/月なので日勤のみよりも休みも多くなる傾向にあり、勤務の組み方によっては連休取得も可能です。
夜勤は家族の理解と協力が必要になってきますが、日勤のみより収入と休みは増えるので夜勤が苦痛でなければ選択肢に入れてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
看護師をしていると子どもとの時間を諦めてしまう人も多いでしょう。
看護師は激務や不規則勤務がつきものですが、働き方や場所によって子育て中でも看護師を続けることを諦める必要はなくなります。
この記事を参考に、子どもといる時間を大切にしながら看護師ママとしても活躍できる場を見つけてみてくださいね。

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