熱中症になりやすいのは子ども!大事な我が子を守るためのポイントと対策グッズ5選

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子育て

最近の夏は気温が高い日が続き、外出すらも危険な日々が続いていますよね。

今年は各地で過去最高気温を更新し熱中症になる人が後を絶ちません。毎年、熱中症になる人が続出し悲しいニュースも流れています。

子どもは大人が思っているよりも簡単に脱水になってしまうため、大人がこれくらい大丈夫だろうという環境でも重度の熱中症になるということが起きてしまいます。

子どもを熱中症から守るためにはどうしたらいいのか?熱中症を予防するポイントと対策グッズをご紹介します。

なぜ子どもは熱中症になりやすいの?

そもそもなぜ子どもは大人より熱中症になりやすいのでしょうか。

昔は高齢者や運動をしている人がなるものというイメージがありましたが、今では誰でも熱中症になるリスクがあり、子どもは特に熱中症になりやすいことが知られるようになりました。

なぜ子どもが熱中症になりやすいのかという理由は以下の点があげられます。

体温調節機能が未熟なため

子どもの体温調節機能が完成するのはおよそ3歳頃といわれています。

そのため、特に乳幼児は体温調節が未熟であり汗を出して体温を下げるのに時間がかかり、体に熱がこもりやすい状態となります。

熱を逃すことができず、熱中症となってしまうわけですね。

地面の温度の影響を受けやすい

子どもは身長が低く、大人に比べると地面からの照り返しによる放射熱の影響を大きく受けることになります。               

お子さんの年代別の注意点①「乳幼児」
画像引用元:tenki.jp

それにより大人よりも子どもは体感温度が高くなり、気がつかないうちに熱中症になっているというとも。

ベビーカーでも同様で非対面式の場合は子どもの様子がよく見えないため、寝ていると思ったら熱中症でぐったりしているという場合もあるので、注意が必要です。

自分で体調不良を自覚しない、うまく伝えられない

まだ小さく言葉が上手に話せない子は具合が悪くても、どこが辛いのかをうまく大人に伝えられません。

また、そもそも具合が悪くてもそれを自覚せず普通に遊んだりしているため、大人が気づくのが遅れることがあります。

こはる
こはる

子どもは意外と体調不良でもケロっとしていることも多く、顔色や子どもの反応などからいつもと違うと気づくことも。

まだ言葉がつたない小さな子どもには特に注意が必要です。

遊びに夢中になってしまう

遊びに夢中になってしまうと水分をとることを忘れがちになります。

特にプールや水遊びなどでは体が水に触れている分、水を飲むという意識が薄くなってしまいます。

涼しい場所や水場で体は冷えていても脱水症状を起こすことがあります。油断せず適度に水分補給を促しましょう。

熱中症のサイン

熱中症を疑うサインには3つのレベルがあります。

I度(軽度)Ⅱ度(中等度)Ⅲ度(重度)

大量に汗をかいている
皮膚が冷たい
顔色が青白い
手足のしびれや痙攣
吐き気
めまい
たちくらみ、失神

汗をかいている
顔色が青白い
呼吸がはやい、脈がゆっくり
吐き気・嘔吐、
めまい
脱力感
体温が高い(40℃以上)
汗をかいていない
汗や尿が出ない
意識がない
嘔吐、下痢
参考:日扇会第一病院

軽度〜中等度の熱中症であれば吐き気やめまい、発汗などが見られます。

ですが重度になってくると体内の水分が奪われてしまっているため、汗やおしっこが止まってしまい、体の熱を放散することができず高体温になってしまいます。

ぐったりし始めこちらの呼びかけにも応えなくなり、この状態になると救急車を呼ぶ必要があります。

熱中症にならないのが一番ですが、もしも熱中症になってしまった場合はできるだけ軽度のうちに気づいて対応できるように注意しましょう。

子どもを熱中症から守るために

こまめに休憩し水分補給をする

少なくとも20〜30分に1度は水分補給をさせましょう。

子どもはのどの渇きを感じにくく、のどが渇いたと訴えたときにはすでに脱水になっていることもあります。

時間や子どもの状態をみて、のどが渇いていなくても水分をとるよう声かけをしてあげましょう。

お茶や水でも良いですが、運動量が多かったりたくさん汗をかいたりした時は少量のイオン水やスポーツドリンクを飲ませると安心です。

小さい子の場合はスポーツドリンクは薄めて飲ませてくださいね。

こはる
こはる

イオン水やスポーツドリンクは糖分が多いので、飲ませすぎには注意が必要です。

屋外で長時間過ごさない

公園や屋外施設での活動は極力避けて屋内で過ごすようにしましょう。

屋外で遊ぶ場合は近くに休憩できる建物がある場所や、水遊びができるところを選ぶと安心ですね。

最近は毎年全国各地で熱中症警戒アラートが発令されており、屋外での活動が危険なほどの気温となっています。

朝や夜でも気温がそれほど下がらなくなってきているので、日が高くなければ大丈夫だろうと油断するのは禁物です。

気候にあった服装を選ぶ

暑い日は通気性のいい服吸水性のある肌着を着せるようにしましょう。

綿や麻素材は通気性がいいので熱中症予防に効果的です。

屋外では帽子も忘れずに。

たくさん汗をかいてもいいように着替えを準備しておくと安心ですよ。

熱中症対策グッズを活用する

熱中症対策グッズはもう必需品といっても過言でないほどの重要アイテムとなりつつあります。

体を冷やす効果のある物を使うのと使わないのではかなりの差があるので、積極的に使うようにしましょう。

様々なタイプの対策グッズがでているので、子どもや活動内容に適した物を選ぶのがポイントです。

熱中症対策グッズ

クールリング


使っている人も多いクールリング。すぐぬるくなるのでは?と思ってしまいますが、意外と冷たさが長持ちするんです!

冷たさが長持ちしてくれるのは助かりますよね。しかも保冷剤のようにヒヤッとすることがなく心地よい冷たさが持続するので長時間付けていても苦になりません。

アイスハーネス


保冷剤を入れることで体を冷やすことができるベスト型の冷却グッズです。

首の後ろと脇下にそれぞれ3箇所保冷剤を入れられる部分があり、暑い中でもしっかり体を冷やしてくれます。

羽織るタイプなので遊ぶ時でも邪魔にならず手軽に使えそうですね。

色々な色柄が取り揃えられているので男の子でも女の子でもきっと気に入るものが見つかります。

おしゃれに気を遣う女の子にはこんな可愛いデザインもありますよ。


こちらはジレとして着られそうなデザインです。これなら女の子でも喜んで着てくれそうですね。

日除け帽子


後ろに保水パッドが付いた日除け帽子です。

水に浸して軽く絞るだけでひんやりと首と頭を冷やしてくれる優れものです。

3〜10歳頃まで長く使用できるのも嬉しいですね。

お洗濯してもへたりにくく、ガンガン使えますよ!

水筒

水分補給に欠かせないのがなんといっても水筒。

でも大きいとかさばるし重いし、家族の分を持って行こうとすると大変な荷物になって頭を抱えていませんか?

暑いからと氷を入れるとなおさら重くなるのも考えものです。

そんな時の救世主がこの水筒!


シリコンでできているこのボトル、使い終わったら小さく折りたためるんです!

しかもこのまま凍らせて飲み物を持ち歩くこともできますよ。

欲しかった機能が全て揃っているので、これなら持ち運びも楽々です。

ハンディファン


最近は持っている人が増えているハンディファン。うちわのように自分で仰ぐ必要がなく手軽に使えるため人気となっています。

ですが、昨今の異常な気温でハンディファン単体の使用は温風を浴びることになり逆に熱中症のリスクを大きくしてしまいます。

水で濡らしたタオルを併用したり、冷却プレート付きのハンディファンを使用するなどの工夫が必要です。


小さなお子さんが使用するときは手をケガしないよう、ファンの形状を考慮して購入してくださいね。

まとめ

私たち親世代が子どもだった頃は真夏でも30℃を超える日は少なく、今ほど熱中症は深刻な問題ではありませんでした。

ですが今では熱中症は身近な脅威であり、子どもの頃の常識や対策では到底対処できなくなってきています。

大切な子どもを熱中症から守るために熱中症のことを正しく知って、楽しく夏を過ごしましょう。

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